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きょうは9時くらいに目が覚めて、radiko深夜の馬鹿力を聞きながらノロノロと起き上がる。結局11時半くらいに動き出せて、メールを返しながらお昼ごはんをつくった。自粛期間のよかったことは、料理のアプリを導入したのと、レシピと材料さえあればおいしい料理はできるというのがわかったこと。

最近空気階段の踊り場にハマったので、YouTubeでずっと過去の放送を聞き流している。岡野陽一がゲストの回は全て神回なんじゃないかと思うくらい面白い。あとは峯田の話をするもぐらは泣ける。家族の話をするもぐらも泣けるな。

16時半くらいから仕事も落ち着いて、今度は夜ごはんを作りながら馬鹿力の過去放送を探す。伊集院光トークはやっぱり、最新のものを"今"きくのが一番おもしろいという気もしてきた。時事ネタの扱いが上手いからなのかな。最近のフリートークはゲームの話かMの話か、のどっちかは必ず入っている、でもMには飽きたっぽいので来週は違うかも。個人的にはNetflixで同じものを見てた時のトークがかなりアツい。

 

成瀬巳喜男『山の音』『秋立ちぬ』

小津と成瀬を比べたら、静と動だとされているけれどそのことがよくわかってきた。成瀬はファーストカットから、人が動いているし登場人物も人間らしい動きをする。小津に感じるような普遍はないけれど、人間らしさがあるからこそ不穏さがありえないほど怖く伝わってくる。山の音なんか、原節子が見たことないくらい少女的だったおかげで置いていかれた可憐さが傷つけられていく様とか、少女ではない瞬間の表情が際立っていてめちゃくちゃ怖い。

秋立ちぬ、少年が主人公といったら小津のお早うを思い出したけれど、こちらはめちゃくちゃやるせないし常に不穏。孤独な秀ちゃんとカブト虫に、いなくなる女たち。海に逃避行をするシーンがある。晴海に海があった時代ということがわかった。この間えんどうさんと、晴海埠頭にはなにがあるのか、という話をしたけれどこんな状態だったらさぞよかっただろうに。