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久しぶりに出社したら、至るところに使用禁止の貼り紙があって厳戒態勢ということをおもった。

日曜はかなり飲み過ぎてしまって本当につらい朝を迎えた。気を紛らわすためにケータイを開いても文字に酔ってしまうなんて…お酒は飲めば強くなるっていうのあながち間違ってなかったのかもしれないと感じた。今までが飲み過ぎていたんだろうなー控えよう。

 

Netflixで『スノーピアサー』という世紀末もののドラマをみた。全6話しかなくて、続きそうな感じだけど区切り方?が意外過ぎて消化不良気味で終わってしまった。

氷河期の地球を乗り切るために、永久エンジン搭載の電車に乗り込むという話。永久エンジンの読み方はエターナルエンジンだよ。要するにノアの方舟現代版。

完全なるカースト制度の中で殺人事件が起きて、それを解決しようとするといろんな秘密が〜っていうストーリー。デジャヴが起きそうな内容だけど、設定が変われば楽しめるっていう人間の心理的なものの扱いがうまいなーってNetflix

電車の大きさどーなってんの!?っていうツッコミを終始していた。あと途中で蜂とか牛とか絶滅したのにみんなあんまり驚いてない。1001両の1両はなんなの?って思ったりするけどまあきっと後々わかるんですかね。

 

田島列島『水は海に向かって流れる』2巻

かなり前に発売されていたのにずっと忘れていた。このタイトルが好き。水は結局川を通って海に行くんだよね。"行き着くところの海"っていう概念(わたしが勝手に作った概念だからあの映画の解釈云々で違っていたら無視してほしい)は、濱口竜介寝ても覚めても』からわかり始めたけど、"行き着くところの海"や"流れていく川"っていうのは人間がなんとなくわかっているのことなのに、表現にはすごい差があってもちろん当たり前のことだけどそれが面白いなと思う。わたしが一番好きな行き着くところの海はなにかなー。思い出したい。

田島列島の主人公はもどかしくなるくらいいつも迷っていて、周りの人間もたいてい迷っているのに迷っていることをあんまり見せない。それがすごい現実的でいつも怖くなる。それでいて突飛な行動の連続でもないのが、よりリアリティを感じる。誠実か誠実じゃないかは、あまりそれについて考えたことがないのでよくわからないけれど、迷うこと=よく考えることではあると思うけれど、よく考えること=誠実さにはならないような気もしているので、この登場人物たちをいまいち愛でられない理由はそれなのかも。