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きょうはすこしだけれんくんと会った。きょうひま?ってきいてすぐに会えるようになってきたのが嬉しい。でも、もう地元にはすぐに会える友達がいなくなってきている。

 

おととい、えんどうさんと『ストーリー・オブ・マイライフ』を見に行った。

タイランドに行って、今まで食べたことがない名前のタイ料理を食べた。豚軟骨のから揚げ、おいしかった…。部活帰りの学生がお使いみたいなかんじで、タイのものを買って帰っていてよかった。45分からの上映だったのに40分まで店にいたから何も買えなかったけど、次はゆっくりみたい!

映画館でジンジャーエールを買うのはいつからか自分のルーティンになってはいたけれど、久しぶりにやったのでかなり嬉しくなってしまった。ひとつ座席が離れた状態で映画を見ることもないのでなんだか新鮮。

正直な感想を言えば、わからない…が大部分を占めてしまう。もちろん、7年前と現在を視覚まででも比較するような演出や、衣服での変化とか良いと思う場面はたくさんあるし、登場人物の感情の動き(よくわからない部分もあるが、それが人間)も素晴らしいと思ったけれど、それでもよくわからない…という気持ちになった。

基本的に自分の感覚が鈍いと思っているからこそ、何かと比べてしまうのが常になってしまっているけれど、相対的な感覚にも当てはまらずとにかく良いとも悪いとも思えないという感想にしかならなかった…。そういう風な感情になってしまう自分のことをかなり残念だと思って自己嫌悪に至る。

 

槙ようこイラスト集

わたしの初恋の男の子は、小学生の時に読んだ『愛してるぜベイベ★★★』の桔平だった。あまりにも印象的すぎて、恋愛の原初的存在になっているのは間違い無いと思う。

この話は、蒸発してしまったおばさんの子供を高校生男子が世話するという、当時考えたらかなりセンセーショナルなテーマを扱っていたと思うけれど、はじめてよんだ少女漫画がこれなものだからきっと自分のスタンダードはすこし刺激が強いものだったんだと思う。桔平の彼女の心ちゃんは、今思えばピーチガールのももちゃんや矢沢あいのヒロインに似通ったマインドがあるし、わたしが『ご近所物語』の実果子に憧れているのもルーツとしては正当だなと思える。

このイラスト集では、妹の持田あきをはじめとして、春田なな(サボテンの秘密love!!!)との対談がメインコンテンツのひとつとして置かれているけれど、付録一覧が何よりも泣ける!応募者全員サービスという言葉、もう二度と使うことがないのかもしれないけれど、あの収入印紙を親にねだって買ってもらった数々の歴史は一生忘れられない。

 

槙ようこ先生、24歳のわたしは8歳の自分が先生の漫画を読んだ時から恋愛の原風景は変わっていないです。これからの人生でもずっとときめく基礎を作っていただきました。20年間の漫画家生活お疲れ様でした。一生忘れられないです。どうか元気でいてください。ありがとうございました。