七夕に思う空気階段のこと①

空気階段の踊り場を4月ごろから聞き始めて早3ヶ月。通常の放送と同時にいわゆる神回的なやつをつまみ聴きしてたけど、最近やっとラジオクラウドやその他を駆使して#1から聞いている。

空気階段は水川かたまりと鈴木もぐらのコンビで、空気階段の踊り場はTBSラジオで放送されている。30分番組だからフリートークもコーナーも10分ちょっとずつしかないけど、おいしいところだけがつまっているという感じで、伯山のラジオとそうだけど30分番組はとてつもなく中毒性があると思う。

 

もぐらやかたまりの日常の出来事や悩みの話は本当にちょっとしたことなのに、かなりの頻度で心がざわついてしまう。忘れたくないなと思って、全部聴き終わるまでメモ的に記録しておこうと思う。

 

「サラリーマンじゃない人の声」

サラリーマンじゃない人に街頭インタビューをして、失敗から教訓を学ぶコーナー。もぐらの人選が良い。渋谷の駅前で醤油とかを広げてお豆腐を食べているおじさんとか、地球人じゃない人や、自分のお給料を行きつけの店に管理してもらってお風呂に入るとお金がもらえる人…

教訓があるかないかは別として、人間が力強いってことをこんなに思い知らされるとは思わなかった。寿命を待つだけの人生じゃないって思ってることが電波を通じても伝わってくる。

 

もぐらがまだ結婚していない時(誰とも付き合ったことがない時)だから、テラスハウス(ハワイ編)の話や、映画『人のセックスを笑うな』とかに真剣に怒ったり不思議がったりしている。付き合ってもいない人とキスをして抱きしめて寝るだけなんてことがあっていいのか?とか、キスの間に冗談を言ったりするのか?とか本気で疑問に思っていることがある。

でも、わたしも同じことを思うし、つい最近だってこういう会話をした。みんながどんなふうにキスをしてセックスしてるか気になるけど誰もそんなことを思っていないように思えていたから、そうだよね!わかんないよほんとうに!ありがとう!という気持ちになってしまった。

 

かたまりがもぐらに説教をする回があった。初めてのケンカ回。

もぐらが打ち合わせ中に発言をしなかったり、芸人以外の仕事相手からお金を借りようとするから。もぐらの行動によって"心に石が積まれる"人が多いことが明らかになって、かたまりがもぐらに注意をするけど、もぐらは詭弁でのらくらとかわす。かたまりが本気で怒っているのが泣ける。途中でお前のルックスも足の臭いとこも全部かわいいって言っているのも泣ける。芸人ならあるあるなのかもしれないけれど、相方のためにこんなにも愛のある感じで諭しているのか…と。あと、"心に石を積む人間"という言葉がすごい。

 

もぐらが、ともみちゃんと付き合い始めた。

ラジオのエンディングに告白を入れて、デートの終わりに一緒に聴くという方法で告白したらしい。最近すぎる。

ちょっとしてから、もぐらがした話に泣きそうになってしまった。ともみちゃんと別れてしまったら人生が終わるのでは?というような話。

一緒にカラオケにいってともみちゃんが歌った歌のことをもう今まで通りには聞けなくなってしまった。

ラーメン屋に一緒にいったら、ともみちゃんは必ずトッピングをくれる。今まではいつも特大を頼んでいたから、癖で頼むけどそうするとトッピングトッピングになっちゃうのを忘れる。別れたらそれがなくなると思うと、もう泣かないでラーメンを食べられなくなってしまう。

みんなこんなことをやって生きてきたのか…

と、驚くもぐらが愛おしい。ほんとうにそういうのって誰も教えてくれないよね。仕方がないけど、なんて人間らしい気づきなんだとわからせてくれる。

 

七夕の短冊を見かけたり、みんながストーリーで七夕関連のことを言っているのを見て、願いごとのことを考えたけど、いまは人間らしくいたいということしか考えられなかった。

ラジオのテーマは"人生のためになる情報をお送りする教養バラエティ"。みんな聴いてほしい、人間らしさを取り戻さないと。