最近のみたもの

昨日久しぶりにずっと仕事をしたので、気づいたらこんなに暗くなったなーとか思ってたら天気が悪いだけでまだ16時とかだった。梅雨って2ヶ月もあるんだね…

この1週間で見たものをまとめる。

 

東京03『隔たってるね。』

単独リモート講演。YouTubeでまだアーカイブ見れるはず!サラリーマンのネタが多めだけど、途中まであるあるっぽいのがじわじわ変化してありえない展開になっていくのがおもしろい。本来なら、幕間に暗転があるはずだけどその余韻を生み出すのにも工夫が必要ということをよくわかっていてすごいなと思った。画面越しだとほんとうに場の雰囲気というのがゼロだから、現実で上演するより転換部分までも飽きさせない展開が必要という厳しい状況なのにそれをちゃんと超えてきていて感動した。

でも緊張感がめちゃくちゃ伝わってきて、純粋なお笑いというか映画を見ているような気持ちにもなった。角さんの曲、よかったです。ありがとうございます。

 

上田慎一郎『リモートを止めるな』

教育テレビぽい。ファンが予想していたよりめちゃくちゃいるんだなと思った。リモート、止めないでほしい。

 

巨匠ベストコント集『よういち&かず』

空気階段の踊り場を聴いていて、巨匠のネタの話が出てきて初めてコンビのネタをちゃんと見た!ラジオでは「日本の教育」というネタが紹介されてた。これはマジでおもしろい。R-1で岡野陽一の鶏肉のネタを見たとき、めちゃくちゃ天才と思ったけど、コンビだとさらに岡野陽一の奇才っぷりが発揮されていてよかった。1時間くらいで12本もネタがある。

おもしろかったネタ

「日本の教育」「ごめんね」「おじさんを作るおじさん」「概念漫才」

タイトルが秀逸。

 

侍スライス『選挙』

これはラジオで聞いたネタ。ラフターナイトのネタ決定戦でやったやつらしい。去年か一昨年のM-1の3回戦とかで見た裁判のネタより好きかもしれない。岡野陽一がもう一度見たいネタに選んでいて、ネタの作り方とかさすがよしもとさんって褒めてた。やっぱそういうのあるんだなー。

https://youtu.be/SBiKUJGVvU4

 

ギャラクシー賞

爆笑問題ギャラクシー賞をとった!!おめでとうございます。太田さんがめちゃくちゃ喜んでいてそれが嬉しい。地方ラジオをちゃんときいて、それを放送で話すっていうそういう繊細な部分がメディアの倫理として求められている根本で、ずっとそれを実践しているところが素晴らしいと思う。東京は~っていう格差、わたしたちが見て見ぬふりをしているところまで目を配っていてこんなに真面目な芸人は他にはいないんじゃないかと。初受賞が信じられない!これからも希望の星でいてほしい。

 

Netflix『13th』

BLM問題の根深さや歴史を知りたくて見た。今まで見てきたコンテンツ、例えば『オレンジイズニューブラック』とか『サウスパーク』とか『ブラッククランズマン』みたいなもので知っていたカケラが全部繋がったように思う。でも、ここから踏み込んだ議論にいくのが難しくて日本での議論が停滞しているんじゃないかなと思った。実際日本でこれについて議論できるのは、どうやったら人種差別がなくなるかっていう大枠から始まって、アジア人差別に行き着くことが多そう。黒人差別が身近ではないのと同じように、日本にいる限りは肌の色で差別されることがないから…。

 

ジョン・カサヴェテスアメリカの影』

jazz

これも人種差別に関連がある。実際こういうことの積み重ねがいまにつながっているんだと思うけど、そうだとしたらカサヴェテスがこれを撮ってから驚くほど進歩していなかったということでもある。

夜の街の光めちゃくちゃかっこいい。NYって夢かなって今でも思う、行ったことないし。アップの力強さ。

 

おととい、朝起きて土井さんのブログを読んでたら涙が出そうになった。悲しくて。遠く離れてる友達の日常をもっと知りたいと思ってしまう。全部知ることなんて叶わないのにね。