0702

昨日は会社に久々出勤した。ひとが少ないしかなり快適だけど、ひとがいないなら会社に行く意味はいよいよないなとも思った。取引先まで歩いていく。3ヶ月の間にいくつもビルがなくなっていて、しらないお店もできているし、路地裏の喫煙者がたくさんいた。毎日歩いていたらちょっとした変化を楽しむことができるのに、これだけ大きな変化は大味すぎてつまらない。

Netflixで『ル・ポールのドラァグレース』シーズン12を見始めて、『ゆきゆきて、神軍』もみた。このドラァグレースは見るだけですぐに元気になる。ドラァグたちの明るさとユーモアがピカイチなのはもちろん、ファッションも参考になるし、この人たちが生きているということがなによりもかけがえのないこととしてダイレクトに感情に響く。日本ではヴァイオレット・チャチキが来日したときはちょっとした話題になっていたような気もするけど、そんなことないのかな。チャチキは本当に綺麗でため息が出る。水原希子のイベントに出ていたけど、また水原希子か。わたしたちが好きなもののすべてに関わっていて、なにもかも持っているのではないかと思い始めてはや数年…

ゆきゆきて、神軍』は、はちゃめちゃカッコいい。きっとドキュメンタリーなんだろう。きっと、というのは若干演出感を覚えるような動きがあったからだけど、それ以外にもこれが現実であることが信じられないようなことがたくさん起きる。真剣に、人のことを貴様と呼んでいる人間をはじめてみた。主人公が政治犯であることを誇りにしているときと、戦争遺族と墓参りをしているときではあまりにも人格が違い過ぎておもしろい。わたしが大好きなクーロン黒沢の『鏡の国の戦争』もこういった雰囲気があるけれど、原監督に影響されているんだろうか。

 

今日の夜、急遽えんどうさんたちと花火をした。駅から2人乗りをして川原まで行った。そんなことを起こすことができたね2020年7月!打ち上げ花火の写真ちゃんと撮ればよかった。花火は見ているだけでまた楽しいけど、自分でやるとなぜか心が落ち着くような気がする。個体差のあるパチパチもぜんぶ愛おしい。

橋の上から東京タワーが見えた。花火大会に行かない年、ない年ということが、いまさらになって悲しみを生み出す気配がある。ほかの楽しいことをみつけないと…。