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24歳になってから変わったことが(変えたことが)ひとつだけある。TBSラジオ伊集院光 深夜の馬鹿力』をきくことにした!

深夜ラジオ、ラジオを聴くことは唯一続いている趣味だ。日課にも近い。初めは2年半くらい前に『ハライチのターン』『アルコ&ピース D.C.GARAGE』『うしろシティ星のギガボディ』の24時台を。すぐにハマって『オードリーのオールナイトニッポン』『三四郎オールナイトニッポン0』『おぎやはぎのメガネびいき』『バナナマンのバナナムーン』『山里亮太の不毛な議論』なんちゃらかんちゃら…

2020年5月時点でのルーティンはradikoバリ活用で以下。

日曜:ナイツのチャキチャキ〜

月曜:霜降りANN0、爆笑問題の日曜サンデー

火曜:かまいたちのヘイタクシー、JUNK伊集院

水曜:JUNK爆笑問題

木曜:うしろシティ

金曜:ハライチのターン

土曜:神田伯山、三四郎ANN

木金が1時間で終わってしまうので、もうちょっと別番組を聴く余地もありそう。

 

ちょっと前に早稲田祭でFMワセダが長井短を呼んだことがあった。根本宗子とANN0をやっていた時で、当時はかなりこの2人のラジオに元気づけられていたから生で見れるのが本当に嬉しかった。教室で、ラジオ風にトークをする1時間くらいだったけど、ラジオネームが読まれている光景に感動したのを覚えている。ラジオ局に出入りするようになった今は当たり前になってきてなんだかな、一度きりしか感動できないんじゃあ記憶はつまらないものだな。

ちなみにそのときは佐久間宣行の回もあって、三四郎の相田やアルピーの酒井などなどがゲストできてたりもしてたらしい。その週のラジオで、オトボケの前で待ち合わせしてたというトークかなりよかった。

 

伊集院光のラジオをどうして今まで聴いていなかったかというと、(これは爆笑問題を聴き始めたときにも思ったことだけれど)これを聴いて面白いと思ってしまったらおじさんの笑いを受け入れていることになるというよくわからない考えのもとそうなっていた。まあ、聴いてしまえばハマるのはわかっていたことで、落語のように枕にくすぐり、落げまであるってんで素晴らしいラジオでした。伊集院光バンザイ。

爆笑問題のラジオと比べると、聞いているリスナー層が広そうで、インテリ、常識人がかなり多そうな感じだと思った。あと若手芸人のラジオでよく聴く名前が送ってきてるので全年齢なのかもしれない。ほんとうにすごい。だからフレッシュな感じもあって嫌な感じもしない。

爆笑問題のラジオはよく言えば深夜ラジオ代表だけど、悪くいうと陰キャラおじさんの集まりって感じだ。それでもリスナーには毒されず、かといって突き放さないでちゃんと向き合っているから時たま涙がでるような瞬間もある。太田光が人間が大好きということだけで、聞いている価値があると感じる。それからコンビの仲の良さが常にあるのが嬉しい。好きな人が親友と話しているのを見ているのは誰にとっても嬉しいことだと思うけど、まさにそれだ。太田さんも田中を馬鹿にしているようで、溢れんばかりの愛、だだ漏れになっているのでかわいい。

 

コンビの仲の良さで言えば、三四郎のラジオも素晴らしい。霜降り明星はいわずもがな、最近三四郎の仲に何かがあったんじゃないかと予測してる。去年の秋ごろまでは小宮は相田のことをもっとつっけんどんにかわしていたし、コーナーも自分のところばかりがんばっていたように思う。ただその頃の方がフリートークバチバチにキマっていたけれど…。冬くらいから小宮は少し相田に優しくなった。相田に何かが起こった可能性もある。先週の金曜なんて、『ジャンパーってさ…』という始まりでお互いの服の匂いをかぐターンになると、相田が小宮の服を「小宮の家の匂いがする!」と大はしゃぎしていたりした。こんなcuteな30代後半のおじさんはいないかもしれない。

いつだったか、『ガキ使』の24時間インタビューに小宮が出たとき、相田のことを聞かれて「今は相方になったけど、一生友だちですね」と答えていて涙が出そうになった。仲が良いのか微妙だとずっと思っていた頃だったから、こんなことをテレビで言う小宮がいたことに感動した。

 

初めて三四郎のラジオをきいたとき、なんてつまらないラジオだと、相田はこんなフリートークしかできないのかと絶望もしたりしたけれど今となってはラジオはそんな単純な面白さだけではないと思えるようになってきた。もちろん面白さは大事だし、テンポが悪かったら腹立たしい気持ちになることもある。それでも芸人の日常でどんなことが起きてなにを思っているのか知れたり、リスナーが同じ時間に深夜にいること、パーソナリティの成長と同時に自分がこの人たちと週に2時間一緒に過ごしてきた思い出が積み重なっていて、生活の一部というのはこういうことなんだ!と強く実感する。

太田さんが岡村隆史の件について意見を述べていたけれど、事実への言及ではなくて社会に置き換えたときに裏側にいる人やその周囲、関連しているすべての人たちに思いを馳せて、本当に慎重に言葉を選んでこぼれてしまわないように…リスナーを気遣うような発言に思わずうるうるしてしまった。ラジオで感動することは多い、山ちゃんが結婚報告をした時の回、せいやが第七世代をやりたいといったとき(初めて話した時はいまみたいな感じのニュアンスではなくてもっとカルチャー界隈のかんじだった)など。

 

まあ思い返してみても、芸人のラジオは喜怒哀楽が全て詰まっていて朝から聞いたりすると1日が明るく気分も上がる。こんなにいいコンテンツが無料で楽しめてしまうなんて申し訳ないと思いつつ、その儚さゆえの期待を毎週持ち続けて過ごしている。ありがとう深夜ラジオ!