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24日の23時頃からえんどうさんと電話をすることにした。23歳最後の夜をひとりで過ごすのは寂しいと思ってしまって、(たぶんこれが通常の夜なら、ひとりで過ごさないために何人かを集めてわたしの24歳初めの夜を祝ってもらっていたのだろうことは想像に難くない!)夕方には約束をしたから。

この先の人生の展開があまりにも想像できてしまうこと、自分でなにかしなかったらほんとうになにも起きないまますぎていくこと、こんなことは何度も独りの夜に襲いかかってくる怖さでいつもはみないようにしていたことだ。

「人生とかさ…」という発言をしたら、ハッシュタグとしてツイートしてくれた。Twitterでは0件、Instagramでは24件ヒット。

#人生とかさ

葬式の投稿をしてる人ヤンキーとかららぽーとでの一枚のギャルしかいなくて良かった。

友だちがたくさん連絡くれて、千穂がプレゼントを送ってくれて、しんたくんは詩をくれたし、えんどうさんからは大きな花束が届いた!

愛されたいって多分ずっと思ってるからほんとうにほんとうにほんとうに、涙がでた。嬉しいありがとうI Love you.

 

磯部涼『ルポ川崎』

かなり時代遅れな気もするが、やっと読んだ。BADHOPについてあまり考えたことがなかったからその部分について特に感情移入とかはない。でも"川崎"に思ってることが概念じゃなくて実体を得たような感覚になった。こういう非日常の世界があるってことが常にわたしを駆らせるからほんの一部だったとしても嬉しい。なにに駆らせるかはよくわかってないけど…

 

近藤聡乃『A子さんの恋人』

3巻まで読んだ。これも時代遅れ感が、少々ある…!参考になりそうな心情描写もある。とくに、桜をみて、"一緒にいつか"と思うことは恋人ではなくともいつだってこう思う。大隈講堂横の喫煙所や鶴巻町の広くて抜けのある道も、メルシーのラーメンも一休のビールも。

 

ギャスパー・ノエ『CARNE』

シネマテーク・フランセーズで配信してたので見た。字幕なしだったけどかなり楽しめた。

パンの速度がすごかったり、効果音に驚いた。人物たちも思い切りがよくてとても元気が出た。なにをやってもよいという気持ちになった。

 

このさきの人生について考えることを隠してはいるものの、ひょっとした瞬間、例えば誕生日前日の電話だったり、給料日や飼い犬の年齢を考えたときに頭の半分以上が暗い考えでのっとられてしまう。そんな状態がつらすぎて新しいことを考えようと思った。

『ルポ川崎』を読んで地元について想いを馳せ、『A子さんの恋人』を読んで自分の大切な人と場所について考えたら『CARNE』にエネルギーを与えられたような気にもなってきた。住んでいる街の駅前にはチェーンの喫茶店ばかりがある。ひとつくらいしか信用のある喫茶店がない。深夜まで空いている居心地の良いぼくらの居場所をつくりたいと思った。これに関して当分の間考えたいと思う。