パーマネントバケーション

ジャームッシュの見てなかったやつを開いた。ストリートの映像と足音のズレテンションあがる。女の子の部屋は布団が床に直置きだった。レコードも。窓辺に足をかけてタバコを吸う。

 

(semi-)permanent vacation

半永久的な休暇、ではないけれど若さを持て余しているこの時間に無性に腹が立ってきた。

バカンスでは決してなく、想像上のなにかを増やすしかないのか?

 

腹立ちの原因

・神の見えざる手

・選挙をまともにしなかった人たちのせいでこんな生活になっていること

・会いたいときに会いたい人に会えないこと

・頑張れという言葉が溢れすぎていること

・思うように本が読めないこと

・無音状態をたのしめなくなったこと

・親のデリカシーのなさ

 

最近あったよかったこと

・映画をまた普通に見れるようになってきたこと

・会えない友達と集団で会話ができたこと

・筋トレの成果が見え始めたこと

・料理をつくるのが楽しくなってきたこと

・掃除をした

 

政治のことで本当に腹が立っている状況がつらい。なぜなら前回の選挙でちゃんと考えて投票したのに投票率が全然変わらなかったことを思い出したし、大戦で日本が負けた時と精神性が全く変わっていないことが突きつけられたから。

でも他の国の若者はこれくらい当たり前なこととして政治に参加しているのかと思い知らされるいい機会でもある。韓国では27歳の女性が当選していた、選んだ人の勇気も当人の強さも素晴らしい。

政治のことがタブーなのは、政治に明るい人間をつくると自分たちにとって不都合なことが起こるからというその一点突破の教育の賜物だろう。日本総一億ヤンキー化だ。気合いをいれて一体なにが変わるんだ。なにを頑張れっていうんだよほんとうに…!

 

福岡の役所が医療従事者へ感謝のために、全員で拍手をするという行為をしたらしい。ニュースになっていた。ほんとうにアホらしいと思わないのか?!手段の目的化、試行ゼロ、形骸化した行為全てが頭にくる。これをやったからいいだろうというやっつけ感。Buzzなんてものを考え始めてみんな頭がおかしくなったしまったとしか思えない。

 

『パーマネントバケーション』に戻る。

病院で狂ったように笑うおばさんや、狂ったように歌って叫ぶ女の人。

 

こんな狂った世の中で狂えたらどんなに楽かと思って夢日記をつけたりなんかしてたが、これを限りにやめようと思う。悔しすぎて涙が出たのは初めてだ。現状への憤りをすべて個人に向けた怒りに変えている人は間違っていると思う。なぜなら個人をつくった根本には、おかしな学校教育があるから。国を変えるには教育だし、そのためには法案を通さなければいけない。そのためには頭の狂っていない政治家を議員にしなければいけないし、そのための選挙をまともにするべきだ。

それもしないで首相に怒っている人はお門違いだと感じる、わたしは自分にできることをしようと思う。

 

わたしがずっと待ち望んでいるvacancesのため、そしてこの当分のsemi-permanent vacationのためには心の平穏を取り戻さなければ!